冴えないパーティの育てかた

エーフィを投げ捨てずに頑張ってる様子を描いたブログ

【ポケモン剣盾】ガラルビギニング最終5位 黒炭エフィブラ構築

 はじめましての方ははじめまして。カビパラというものです。

 今回はソード・シールド環境になってからの初インターネット大会である「ガラルビギニング」に参加し、良い結果を残せたので記事に残したいと思います。

 TN:えつこ 戦績37勝8敗 最終1870 5位

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 構築コンセプトとしてはブラッキー軸の受け攻めサイクルとし、「おにび」や「あくび」で構築全体の補佐を行いサイクルを有利に進めていきます。どうでもいいですが僕がエフィブラを好きってのも構築経緯の一つです。どうでもいいですね。

 

 今回のガラルビギニングは「キョダイマックス」を使用出来る特別ルールとなっていますが、諸事情により個体の確保が出来なかったため通常個体のみで編成しています。

 

 では、個別紹介に入ります。

 

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エーフィ@こだわりメガネ

性格:まじめ(ミント使用でひかえめ)

特性:マジックミラー

実数値:141(4)-63-81(4)-198(236)-128(100)-151(164)

技構成:サイコキネシス  /  マジカルシャイン  /  トリック  /  あくび

・C177サザンドラあくのはどうを中乱数耐え

・準速サザンドラ抜き

マジカルシャインで砂補正ありのH207-D120バンギラスを高乱数二発

 

 現環境においてはドラパルト・ミミッキュの個体数が多いため選出率自体は最下位となってしまいましたが、優秀なすばやさ、ダイサイコによる全抜き性能、トリック・あくびによる補助を活かした「こだわりメガネ」のアタッカー採用としました。

 構築単位でヌオー入りの受けサイクルの崩しに苦労する場面が多かったですが、メガネを想定されていないこともあり、交代読みを一手決めるだけで勝ちの展開まで持っていくことが出来ました。

 メインウェポンであるサイコキネシス、悪タイプに打点を持てるマジカルシャインまでは確定。残りは打ちたい攻撃技がない(悲しい)ので、裏の起点作成がしやすいトリックとあくびとしました。

 すばやさを準速サザンドラ抜きまで落としている関係上、本来上を取れるポケモンに上から倒されてしまうということもありましたが、選出した試合ではしっかりと仕事をしてくれましたので、今作でも「エフィブラ」で戦っていけそうです。

 

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ブラッキー@たべのこし

性格:わんぱく

特性:せいしんりょく

実数値:202(252)-85-178(252)-×-151(4)-85

技構成:イカサマ  /  あくび  /  ねがいごと  /  まもる

 

 発売直後からブラッキーが刺さる、と言われてきましたが今大会で(44/45)とほとんどの試合で選出し、サイクルの補助・起点作成と大活躍してくれました。

 ダイマックスにより以前のように完全に受けきるということは難しくなりましたので、相手のダイマックスを流す、こちらの起点を作ると割り切って立ち回っていました。当然、相手の選出次第ではこのポケモンで詰めにいくという立ち回りをとることもありますので、慣れが必要なポケモンであることは間違いありません。

 耐久がギリギリなのでHB特化は確定、現状ブラッキーの性能を最大限引き出せる技構成としました。

 性格を「わんぱく」としていますが、ブラッキーダイマックスを切る立ち回りは考えられる中で一番やりたくない行動です。しかし、ダイウォールを打たないと確定で負けるという場面(ミミッキュにあくびを入れた後など)が多少なりにもあったこと、混乱による自傷が起きる場面が極めて減った(今まで一回もありませんでした)こと、を考え「わんぱく」での採用としました。

 どくどくの技マシンがなくなったため、どくどくを飛ばしてくる相手のほとんどが毒タイプや鋼タイプであるためシンクロの採用理由がなくなったので、「せいしんりょく」での採用としました。ギャラドスやすなかきドリュウズなどあってよかった場面はかなり多かったと思います。

 

 

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ドラパルト@ウイのみ

性格:ずぶとい

特性:すりぬけ

実数値:187(188)-112-138(244)-124(28)-96(4)-168(44)

技構成:たたりめ  /  りゅうせいぐん  /  とんぼがえり  /  おにび

りゅうせいぐんで無振りサザンドラを確定一発

・最速100族抜き

 

 構築に入れ得ポケモンその1。

 こだわりスカーフじゃくてんほけんでの採用も考えましたが、構築全体の耐久がギリギリなことと、「おにび」を入れることでブラッキーで相手できる範囲がかなり広がるため、今回はおにび・たたりめ型です。

 構築単位でアーマーガアがとても重く、なおかつドラパルトに投げられやすいポケモン(最近はそうでもないですが)であったので、誘って倒すということができ、使いやすかったです。

 火力はお世辞にも高いとは言えませんでしたが、複数サイクルをしていった後に一貫を取っていくという動きを選出段階で組みやすかったです。

 元々「オボンのみ」で調整しており、やけど状態のミミッキュのダイフェアリーを二回耐えたりもしたのですが、持ち物を間違えたままロックしてしまったのが心残りです。 

  コンセプトである「おにび」「たたりめ」は確定。サザンドラやドラパルトミラーでの最大打点でもあり、ダイドラグーンによる疑似的な起点作成もできる「りゅうせいぐん」も確定。最後はでんじは・だいもんじと悩んだのですが、無振りだいもんじでは仮想的に火力が足りず、でんじははおにびに比べるとブラッキーの邪魔になってしまうと考え、「とんぼがえり」としました。

 ブラッキーと共に選出率が高く、ここまで勝てたのはこのドラパルトのおかげだと思っています。ありがとうドラパルト。

 

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ミミッキュ@いのちのたま

性格:ようき

特性:ばけのかわ

実数値:131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)

技構成:じゃれつく  /  シャドークロ―  /  かげうち  /  つるぎのまい

 

 構築に入れ得ポケモンその2。

 採用理由は”強い”で終わってしまうのが正直な話ではありますが、ドラパルトを補助的な型にしている関係上、強力な積みエースが欲しいと考え採用しました。

 ヌオーやトリトドンといった水タイプが極端に重い構築なので「ウッドハンマー」の採用も考えましたが、じゃれつく・シャドークロ―・かげうちのいずれかを外しても選出段階で苦しくなると考え、テンプレ構成としました。

 途中からセキタンザンの選出率が上がったこともあり、選出率自体はそこまでではなかったですが、相手の選出が読みやすくなったのでやっぱり入れ得だと思います。

 

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セキタンザン@フィラのみ

性格:なまいき

特性:もらいび

実数値:216(244)-100-144(28)-100-154(236)-45

技構成:がんせきふうじ  /  ほのおのうず  /  おにび  /  ステルスロック

・C189トゲキッスのC+2ダイジェットを確定二耐え

・A156珠ミミッキュのA+2ダイホロウ(シャドークロ―)を中乱数耐え

 

 今回の構築でも特に異彩を放っており、私自身も未だに何でこんなに強いんだろうと考えてるポケモンです。

 耐久、タイプ自体は優秀な部類だと思いますし、AC共に80族と低いながらも””両刀向き””” の種族値なのが面白いポケモンだと思います。

 構築単位でトゲキッスリザードンがかなり重く、すばやさを上げられるだけでも崩壊してしまうと嘆いている時に思い付いたポケモンで、それらのポケモンに後投げから対処していきます。

 リザードンは特性「もらいび」により、ダイバーンでの晴れ展開を許さず、じしん持ちのリザードン以外は完封することが出来ます。

 トゲキッスに関してもじゃくてんほけん持ちにだけは気を付ける必要がありますが、ダイロックでの砂展開による耐久値上昇もあり、かなり安定して処理することが出来たと思います。むしろダイマックスが切れた後のエアスラッシュ連打のほうがきつかったのが面白かったです。

 トゲキッス対策として採用しましたが、副産物としてニンフィアやアーマーガア、オーロンゲなどもある程度相手することが出来ましたので、単体として強いかはさておき構築にあってるというのは間違いないと思います。

 ダイロックの媒体であり、裏の補佐がしやすい「がんせきふうじ」。対面ミミッキュやオーロンゲに打つ技として「おにび」。ブラッキーのあくびループ時に負荷をかけることが出来る「ステルスロック」。

 最後の「ほのおのうず」がかなり異色ですが、じゃくてんほけんトゲキッスに弱点を付かずに、大きな定数ダメージを入れられる点を評価して採用しました。壁を張るオーロンゲや、ちょうはつやはねやすめをしてくるアーマーガアをキャッチすることができるので、命中だけ考えなければ強い技だと感じました。

 よくあるキャラランキングみたいなのにセキタンザンが入っていないことが多いですが、その辺のポケモンよりは充分強いと思います(ほんとか?)。

 こいつがいなかったら1700台をうろうろしてたと思います。ありがとうセキタンザン。

 

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ドリュウズじゃくてんほけん

性格:いじっぱり

特性:すなかき

実数値:186(4)-205(252)-95(116)-×-87(12)-124(124)

技構成:じしん  /  アイアンヘッド  /  いわなだれ  /  つるぎのまい

・A142珠ミミッキュのA+2シャドークロ―を確定耐え

・C172ヒートロトムのダイバーンをダイマックス時に確定耐え

・すなかき発動時に最速スカーフサザンドラ抜き

 

 ミミッキュと攻撃面での相性に優れている積みエースとして採用し、今となっては少なくなったとはいえ電気の一貫を切ることが出来る点を評価しました。

 発売当初の環境であれば砂構築ではない「すなかき」「じゃくてんほけん」は読まれにくく感じましたが、今は普通に考慮されてしまうように感じました。それでも全抜き性能はかなり高く、最初こそ選出率は高くありませんでしたが、2日目以降は大活躍だったと思います。

 動きとしてはブラッキーのあくびで相手を眠らせた後に「つるぎのまい」「ダイロック」から砂エースとして抜いていくのが基本となります。

 つるぎのまいをせずとも、「ダイスチル」「ダイアース」共に自身の耐久値を上げる追加効果を持っていますので、じゃくてんほけんの発動機会がとても多かったです。

 技構成は言うことはないと思いますが、性格に関してはすばやさが足りずに負けそうになった場面が多々あったため、「ようき」での運用が安定するかと思います。

 

 

■基本選出

ブラッキー+ドラパルト@1

ブラッキー+ミミッキュ+ドリュウズ

ブラッキー+セキタンザン@1

 基本はこの3パターンになるかと思います。

 エーフィは受け構築や、単純に全体的なすばやさが低い構築に出してあげるといいことが起きると思います。

 

■総括

 あまりキョダイマックス出来るポケモンで強いポケモンがおらず、いたとしてもラプラスくらいかなと考えていたのでほぼランクマッチ同様の構築で挑むことになりました。

 立ち回りで誤魔化していた部分が大きく、構築単位としては水ポケモンに荒らされてしまうという欠陥が浮き彫りになりましたが、今回好成績を残すことが出来たのはブラッキーが刺さっていたという一言に尽きます。

 その反動ではありませんが、ブラッキーがなかなか仕事をさせてくれないようなミミッキュ、うるおいボディラプラスなどはかなり重くなってしまいました。

 

 

■おわりに

 元々はアシキさんと構築を考え、「キョダイセキタンザンを二体用意するのが嫌」という理由でレンタルパーティで共有しようとお互い進めていたのですが、インターネット大会でレンタルパーティが使えないバグ(仕様です)があったため、僕だけ通常セキタンザンを使うことになった裏話があったりなかったり。

 おそらく同時刻にアシキさんの動画が投稿されているはずですが、調整や技構成がちがっているのはそういうことです。悲しい。

 あまりランクマッチと変わらなかったというのが本音ではありますが、久々に熱くなれましたし前いろいろ言いましたがなんやかんやで最高に楽しいゲームだと思います。

 今後もこういうインターネット大会は多く開催してほしいですし、私自身も積極的に参加していきたいと思います。

 この記事を読んでエフィブラに少しでも興味が出てくれたら最高に嬉しいです。

 それではまた次の記事でお会いしましょう。ここまで読んでいただきありがとうございました!!!

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 質問等はコメントやTwitter(cabipara)までお願いします。

 

 

 

 

 

 

(公式大会の権利が得られる順位ではありますが、なんたらかんたらに連携してないので多分出られません。僕は出られなくていいから頼むから順位繰り上がってくれ・・・)